12月27日
お互いに此の世に産まれ出(い)でたるはご恩を返す為であるなり
天地の大恩や人の勤労の恩を受けながらお返しすることも出来ない様な人は、何をしても成績は上がりません。母の胎内で成長することさえも母の大きな恩を戴くわけであります。産まれて一人前になる迄の間には数え切れない程の恩を戴かなければ成長は見られません。この大恩を戴くだけでお返しの出来ない人は、悩み苦しみによって教え示されるのであります。悩み苦しみを未然に防ぐことは、凡(すべ)てを捧げ、不平不満等は更に思わず言わず、どんなことでもご恩返しの為であるということを自覚せねばなりません。終生の奉仕に誠心誠意の実行をしてこそ、神の赤子として産まれ出でた尊さがあり、幸福さがあるのであります。