12月25日
人徳を常に高めて世の為に尽くす誠は後(のち)にかがやく
徳とは何であるか。常に積善を重ね、己れを虚(むな)しうして国の為、人の為に一切を捧げて無条件実行した結果、身にそなわったものを徳と言うのであります。昔から歴史に残されて居ります通り、人の中の其の中の最高の人として、徳ある人は神に祭られ、崇(あが)められ、万人から後世までも敬愛されて居ります。昔も今も、徳は決して変わるものでなく、色に譬(たと)えて言うならば無色であります。水は無色であり素直を表現して居ります。人は人でありますから足らない処も過(あやま)ちも多くありますが、足らない処を補って戴ける様に、早く心を洗い清め、徳を積み重ね、徳を及ぼすことに努力すべきであります。運命や因縁(いんねん)と諦(あきら)めず大いに努力することであります。