12月22日
常日頃改む心忘れずに誠の業(わざ)に励みましませ
昔も今も争いは絶えません。言葉で平和を唱え、幸福を叫び、希望して居りましても、各人の心を改めもせず、清めることもせず、気随気儘(きずいきまま)の勝手な自我を通して、自分のみの利益に走って居る為に争いは絶えません。偽(いつわ)り多く、迷信の多い世の中に、気が弱く修養の足らない人は日夜まどわされ、圧し潰(つぶ)されて、強い者勝ちという状態であります。その弱い心を養い、努力の足らない所を改めねばなりません。権力や富にのみ力があるのではありません。人徳を具えた立派な心と行いを怠ってはなりません。徳を積むこと即ち善行の蓄積が人徳であります。誠の道は神の道であり、人の道は交換条件であって、教理によって交流するのであります。神の道、人の道を学び修めて行くべきであります。