日々のみおしえ - 12月14日

12月14日

奉仕とは誠捧げて何もかも己(おの)が心を更にもたずに

人は一口に、苦しいから物が無いから人を救済すること等は出来ないと言い、自分から決めてしまいます。物によって人を救済することのみを考えているからであります。例えば病床にやすんで居りましても、薬を持って来、体温を計り、お水を下さり、看護して下さる方々に「有り難う」と感謝の言葉を差し上げ、一切れの羊羹(ようかん)でも真心から差し上げること位は出来る筈(はず)であります。何事もお世話になっていながらその恩人を批判したり、自己の魂を磨きもせずに不平不満を言ったり、思ったりしていれば、患いも決して快方には向かいません。患った時は誠を捧げて、心の底から終生の奉仕に勉めていけば、恢復して参りますことは間違いありません。