11月26日
世の中はよきに悪しきに変われども誠の道は変わりなかりき
人の生活は人が行っていくのでありますから、何時も丸く正しいとは申されません。知らない間に不徳を積み、又分かっていながら、悪いことと知り乍(なが)ら、人が見ていないからこの位はよいだろうと、自分勝手な知恵を用いて、悪いことと承知し乍ら行う人も無いではありません。蒔いた種は善きに悪しきに現れて参ります。人は神の子であることを自覚して誠の道を踏み行い、誠の業(わざ)を喜び励んでいけば、如何(いか)に悩み苦しみがありましても、必ずや晴天白日となって、善し悪しが決定して参ります。人の雑音や迷信に心乱さず、常に修養実践し、人に喜びを持ち持たせて我も人も幸福の道を進むべきであります。