11月20日
うつし世に生きて活かされ伸びる為協力互助の実を示せり
他人の言動を見たり聞いたりする度に、良いことを見れば喜び、悪いことを聞けば怒り、不平不満を思う様な心を洗い清め、自己の意に添わないからという様な勝手な弱い心を持つことなく、弱い心で誤った行いをする人のある時は、己れを虚(むな)しうして善道に導く大きな広い慈愛の心が無ければなりません。言葉のみで言い聞かせ教えただけでは効果はありません。身をもって、物量を捧げて、導く様に心がけなければならないのであります。言葉の力と物の力の両方面に於いて導いて行かれる人にならなければ、協力互助の実を示すということにはならないのであります。物心両方面に救われてこそ、救ってあげられてこそ、尊いのであります。