日々のみおしえ - 11月9日

11月9日

無理やりになしたる業(わざ)は我が身から落ちゆくことを悟りましませ

朝、太陽が出て没する迄の一日は一代であり、目がさめて床から起き上がる一歩は出発すべき大切な時であります。故に朝の行動が不平不満であり、悩み苦しみがあって遅れますと、一日の進むべき道は無理となり無駄になって努力が実りません。何事をなすにも各人の心が動き、身の行いとなり、物の交流が行われていくのであります。それ故に、心に悩み苦しみがあれば、肉体は何時か悩み苦しみとなり、心の持ち方、使い方が取り違い、思い違いであれば無理となり、如何(いか)に努力しても、円満になそうとしても、協力しようとしても出来るものではありません。それ故、如何に心の持ち方、使い方が大切であるかということを認識せねばなりません。