11月8日
勤労は無駄でなくして実るまで 努力させねば何の甲斐なき
常に勤労の尊さを深く心に銘じ、素直な心を養い、万物に感謝の誠が捧げられる様にならなければなりません。米麦一粒(べいばくひとつぶ)でも胃袋に入れて消化し、血や肉となる迄の間には多くの人の勤労が重なっているのであります。人は目に見えた周囲の人の勤労だけには感謝を捧げますが、大海に船を乗り出して魚類を獲って来る人達の苦心に対しては無関心であります。凡(すべ)て万事一切、目に見えない業(わざ)でもかげから感謝が出来る様になれば、心身の患いやどうにもならない様な悩み苦しみは無い筈(はず)であります。万物に誠の感謝を捧げ、日々を過ごして行ける様に心がける可(べ)きであります。