11月5日
活かされる恩の尊さ悟りつつ誠の業(わざ)に励みましませ
神から与えられた魂は月よりも花よりも星よりも美しいということを自覚しなければなりません。両眼のことを目の玉と教えられて居ります。玉には白黒の刻印がおしてあります。黒は夜であり、白は昼であります。夜と昼とが絶えず回転して、春夏秋冬あり、火水風あり、それによって万物は活かされているのであります。天は父であり、地は母であります。月日の運行は生きて活かされる天地の法理に逆(さか)らわず活動して居ります。人も天地の法理に基づいて実行することを誠の業と教えられ、尚誠の道を踏み行うことは人として大なる責任であることを教え示されております。この責任を無視して、気随気儘(きずいきまま)の行いをする為に、何をしても喰い違い、取り違いとなり、幸福になろうとして却(かえ)って不幸に陥(おちい)るのであります。