11月4日
因縁(いんねん)や運命などとあきらめず見る聞く度に心改め
陰は神であり陽は仏であります。陰陽の道理は常に円満な姿とされて居ります。糸は陰であり針は陽であります。生物には陰陽があり、人には男女の姿を現して教えられて居ります。何をしても思う様にならないから縁が無い、思う様になるから縁があるという人があります。又、悩み苦しみが重なって参りますと、それは過去の因縁(いんねん)が悪い、運命であるなどと伝えたり、聞かされたり、悲しんだり、諦(あきら)めたりして、掴(つか)み所のない様な心の持ち主も多いので争いは絶えません。お互いに、見る聞く度に心を改め、努力を重ね、迷う時は徳ある人の導きを受け、強く正しい心で実行が出来れば、言わず語らずとも悩み苦しみは解消していくのであります。