日々のみおしえ - 11月1日

11月1日

神の世に神の子として生まれしは誠の業(わざ)につくす為なり

人の力で人がつくれないということは万人知る所であります。教育によって学び、宗教によって心を修め、安心立命することは人知人力で出来ますが、髪の毛一本にしても無限の力と慈愛がなければ伸びていかないのであります。地球を産み出し、万物を成長させて行く力と恩恵は、人の力ではどうすることも出来ません。目に見えぬ無限の慈愛と力を信じつつもそれに報いる努力を忘れたり、怠ることがある故に、悩み苦しみによって教えられるのであります。神の世に神の子として活かされている人達は、神の尊さやその力を知り乍(なが)らそれに報いることの出来ない人が多い。神は人を救済されるものであるということだけを知って、神に報い仕(つか)えることを知らない様ではなりません。