10月29日

心こそ常に磨きてうるわしく誠の業（わざ）にいそしみてゆく

人の身は生きて活かされていく為に何時の日も悩み苦しんでいる様ではなりません。その様なことでは如何（いか）に立派な人であっても、知恵も力も富も名誉も、悩み苦しみの為に消え去ってしまいます。常に心身を洗い清め、誠の道を踏み行い、誠の業を喜び励み、心身に患いのある時には直ちに解消していく様にしなければなりません。お互いに目に見えぬ汚物は気が付きませんから、その儘にして、清めることも整理することも出来ないのであります。然（しか）し目に見えないが、天地の慈愛によって、汚物は自然に浄化されて居ります。人の肉体の器官も、目に見えないが、汚物を日夜浄化して居ります。天地自然の慈愛に感謝しつつ各自の魂の浄化を心掛けなければなりません。