日々のみおしえ - 10月11日

10月11日

充分と思えど尚も我欲から誠の道をふみ外すなり

常日頃、修養実践して立派な人となり、立派な行いをしていく為には、神仏を信じ、み教えを通じ、教義に基づいて無条件実行をすべきであります。自己の利害の為、自己中心の行動をする故に折角の努力も酬(むく)いられずに破壊され、不幸に陥(おちい)るのであります。如何(いか)なる人といえども不幸を望む人は無い筈(はず)であります。自他共に幸福を希望するならば、自己のみの和でなく他も和でなければなりません。和と和が繋(つな)がって強い力と愛が実現し、鎖の様に力強い美しさが現れるのであります。誠の道とは両輪でなければなりません。一人のみが和であっても相手が和でなければ誠の道を踏み行うとは申されません。誠の道を踏み行ってこそ平和が実現して参ります。