日々のみおしえ - 10月10日

10月10日

病む人も病まれる人も不足なくおれがおれがの心持たずに

草木が雨に打たれ、風に吹かれて成長する様に、人の肉体も病み患いによって成長させられるのであります。神より与えられている魂も錬磨してこそ光り輝くのであります。そしてお役に立つように使えばこそ魂は太り成長するのであります。魂を磨くだけでは太りも成長もしません。心の持ち方、使い方、肉体の使い方を、常に正しく強く、広く暖かく、人の生活に役立つ様に使っていけばその人は万人から尊敬し愛されるのであります。同じ努力をするにしても己れの意を用い、我を通して、気随気儘(きずいきまま)な、勝手な行動をすれば無駄苦労となりまして、悩み苦しみが重なり、不幸になって、万人から嫌(きら)われることになるのであります。何事も良い様(栄養)に受け取れる様努力をすることです。