10月9日
何事も事なす度に油断なく素直でなせば光り輝く
日常生活をして行く上に於いて、利益を与えてくれる人は尊敬し愛し、不利益になる人は切り難すという様に、利害の為に交流をする人が多い。仇(あだ)をなす様な人も、前世に自分が仇をしたことによってお返しを戴くのであります。この道理を理解せねばなりません。月日が回転して、冬のあとに春が来る様なものであります。肉体の中に流れている血液の動きにしても、心臓という元があって全身に血が通うのであります。種を蒔いたという原因があるので結果として花も咲き実って来るのであります。花が咲いても無駄花では一時的の楽しみだけで、永遠とは申されません。常に誠を捧げ、万事に努力してこそ光り輝くのであります。