10月8日
お互いに広く正しく暖かく誠の道を進みゆかなん
偽(いつわ)り多い人の生活の中で、正しく強く暖かく生きて行くことは難しいようでありますが、善行を重ねていくことこそ尊いのであります。其の日其の場の幸福よりも、永遠に救われる幸福でなければなりません。偽(いつわ)りの生活は長く続くものでなく、他の人から見て幸福の様でも裏面に於いては寂しい暗い生活であります。内外共に清く明るく生活の出来る人にならねばなりません。家では難しいが外に出るとやさしいという様な人もあるが、それは利害の為、或いは商人の人達が物の交流の為に取り引きの上から親切にするのであります。妻子には目もかけず、他人様には親切丁寧であるというような人も世の中には又数多くあります。