9月21日

この命あらん限りは真心で神と人とに仕（つか）えましませ

人がこの世に産まれ出さして戴きましたことは争いをする為ではありません。協力融和して仲良く生活が出来ます様に産まれて来ているのであります。親が子を思う心は寝た間も離れません。それなのに、子供が病み患うたり兄妹が争いをする様では、まことに親不孝であります。又自分自身も大きな不幸であります。不幸を希望する人は一人も無い筈（はず）であります。幸福を欲するならば病み患い、争い等を滅（めっ）していかなければなりません。神仏を信じ、天地の理法に叛（そむ）かず、真心で実行すれば、凡（すべ）ての悩み苦しみは転回して幸福になれますことは疑いありません。自らの足らない為に不幸の生じた場合は、心の底から改め反省して真剣に実行すべきであります。