9月20日
病む人は不平不満が重なりて何かにつけて苦労するなり
人生は楽あれば苦ありであります。それを苦しみ、嘆(なげ)き悲しむ様な弱い心では其の人は進歩いたしません。常日頃、万人を尊敬し愛して行く様に実行すれば、苦しみも悩みも誘惑も、知らぬ間に解消して参ります。人の喜びを侮(あなど)り、人の行くべき正しい道を妨げるようなことを行って居れば、自分自身も必ず行き詰まり、積み重ねた富も奪われてしまいます。何時までも我が意を用いて、人はどうなっても我さえよければ良いのだと思いつめ、努力した処で、最後は悲惨な結果になります。万人が悩み苦しみや迷信を打破して、平和の大道に邁進し、お互いが喜び話し合って協力と融和に励み、一日も早く地上天国を建設しなければなりません。