日々のみおしえ - 9月17日

9月17日

天恩と人の御恩を忘れずに奉仕の業(わざ)につくしましませ

如何(いか)なる人でも生活を営んでいく上に於いては、修養を怠ってはなりません。修養即生活であります。一般の人は修養と申しますと固苦しく考えたり、思い違い、取り違いをして居ります。修めることは例えて言うならば、製品を作り会社に納めるとか、努力して得た利益を税金として政府に納めるとかと同じで、それは責任であり義務なのであります。それによって生きていかれるのであります。養うことも、心を養い、身を養うことは日夜忘れられないことであります。生きることのみを懸命にしても、活かされている無限の慈愛を忘れるようでは正しい生活とは言われません。修養することを怠り、思い違いをする人は何をしても行き詰まり、無駄苦労をして、努力が無になることが多いのであります。