9月6日
我が心ままにならぬは我儘(わがまま)の心であるを悟りましませ
人は神の子であり、万物の霊長でありますが、心の中は我執と貪欲で迷い苦しみ、妬(ねた)み、恨(うら)み、嫉(ひが)みの卑(いや)しい気持ちが絶えず働いて居ります。それは何故でありましょうか。人の生活は人が法律を作り、人と人との争いから、切ったり切られたり、斃(たお)したり斃されたり、騙し合いをして、権力の争い、富の争い、生命を奪い倒そうとしての争いを起こし、強い者は天下を取り、弱い者は敗残者となり、勝てば幸福であり、負ければ不幸であります。幸福になろうと欲しても、心の持ち方、使い方が法理に叶わないことを持ち続けて居れば、一時は勝ち抜いた所で、次の世に負けて行くという様に、勝敗は何時の世も続けられて行くので、魂は濁り、悪心(あくしん)を起こし、其の為に悩み苦しむことが続くのであります。