日々のみおしえ - 8月13日

8月13日

勤労の尊き姿見る度に感謝の心常に忘れじ

人の生活を助け、生活に協力して下さる万人には、知らない人であっても其の勤労に対して感謝すべきであります。ましてや縁の近い親子、夫婦、兄妹と結ばれた人々は、尚更その心がけが必要であります。特に、親は子を、子は親を心の底から尊敬し愛し、其の勤労に対しては感謝の誠を実行すべきであります。親は我執と貪欲のために子供の足らない処を押さえつけたり、束縛をしたり、無実の罪を被(かぶ)せる様なことは無い筈(はず)でありますのに、知らぬ間に行ったりしております。親子だけでなく、万人皆、我執と貪欲がどんな場合に於いても正しい美しい生活を破壊するということを思わず、無関心でいる人が多い。お互いに万人の勤労に感謝の誠を捧げ、尊さを心に修め、協力互助の精神で幸福を産み出す様に心がくべきであります。