日々のみおしえ - 8月7日

8月7日

身は迫る心の迷う時あるも先の希望を胸に抱いて

日中暑い暑いと言うた所で、又思った所で、暑いのが去るものではなく、何の甲斐もありません。思うこと言うたことが正道に繋(つなが)ることならばよろしいが、無駄苦労の種になるようなことは許されません。人体の栄養になる米は暑い程根が強く拡がりしっかりして、秋の実りは豊作であります。暑さに負ける様な弱い心ではなりません。身は迫る心の迷う時あるも、先の希望を胸に描いて進行せねばなりません。其の場だけの苦しさを逃れようとして工夫する人も多いが、そんな弱い心では何をしても永続きは致しません。大きな希望を持つ以上には、常日頃、如何(いか)なる場合に於いても心の動揺無く、迷い、疑い、僻(ひが)み、妬(ねた)みの心を持たず持たせず、希望の達せられない時には我が身をふり返って反省することを忘れてはなりません。