7月31日
行く先の先の先まで思うのは親の心で思うことなり
神は万物普遍の霊でありますから、先の先迄見通して、人類平和の基礎を築き上げていかれる様に、時代に応じ変化の起こる度毎に聖者を現し、其の役割をする人を産ませ、何もかも都合良くしていられるのであります。人の親も子の為に先の先まで考え尽くして居ります。夏の中から冬の準備をし、今日の中から明日の食糧を貯え、子供の教育に関しては身を紛にして万事万端整え、如何(いか)なる苦難があっても苦しみとせずことに当たって居ります。親という文字は立木を見ると組み合わせて教えてあります。子供を玄関まで送り出しどの方面に向かって行くのかと、姿の見えなくなる迄立木に登って行く先を見守るのが親であるという所から文字となって万人に示し教えられているのであります。