7月22日
小鳥でも列を正しく飛び回る人でありても鳥に足らざる
人の道に於いて礼儀作法を弁(わきま)え秩序正しくすることは最も肝要であります。人は人の道を学び立派な人であり乍(なが)ら、それさえも実行出来ず、混沌として居りますことは、誠に恥ずかしいことであります。如何(いか)に口先で立派なことを説き教えて居りましても、小鳥に劣った様な行いであるならば、万人から嫌(きら)われ捨てられる様なことになります。小鳥の生活にも劣った様な行いの人が数多く生存しているとすれば、人の生活を妨げることになり、この世にいても無用物でありますから、何(いず)れの世にか整理されます。小さい会社の団体でも、事業に反対をし、妨げる様な工員はその会社にはおられず、無用の人とされ、路頭に迷う様なことになり、遺憾に堪えないわけであります。