7月18日
細道と思い乍(なが)らも不足なく広く正しく歩む尊さ
国道の道にも大小の道があり、又回らねばならぬ道も数多くあります。人体にも血の通う血管という道があります。道は真っすぐなだけで無く、回り回っている道でも正しい道なのであります。国道の道には偽(いつわ)りはありません。人の道も決して偽りはないのでありますが、人の心の動きや身の行いに偽りが出て来るのであります。誠の道をふみ行う為には、誠の心に徹していかなければなりません。心に迷い苦しみがあり不安な心の時に、業(わざ)をなしたり道を歩みますと、必ず事故が多いのであります。常に強く正しく歩いて行かれる様に修養実践し、人の道をふみ外すことなく、人の業を妨げず、協力互助の実を示し、広い暖かい心で万人と融和し、明るい人生をふみ行っていかれる人にならねばなりません。