7月9日
暗夜(やみよ)でも誠の道を進むなら病める心に光り輝く
どんな悪人でも、足らない人でも、心を改め反省して正業に励み、努力をすれば幸福になれることは理の当然であります。些細のことに悲観したり怒りを持ったりして、幸福を掴(つか)めない様な人にならず、いやな道でも心の中に誠の光を輝かせ、人の協力に融和に貢献出来る様な人にならなければなりません。長い年月には身の患い、心の迷いも生じますが、努力している間に悩みは解消致します。お互いに転ばぬ先に油断せず、責任を重んじ、誠を捧げて励んで行けば、天知る地知るで、人は勿論目に見えぬ神の心に通うのであります。救いを求める前に、人と人との間に於いても信用の出来る人であるならば、多少の過(あやま)ちは許して戴ける様に、間違いだらけの生活を神仏は仁愛をもって許し給うて居ります。