7月1日
仕合わせは誰も望みているけれどもとを知らずに暮らしいるなり
宇宙は無極から始まり、生物は勿論、森羅万象悉(ことごと)くが人類の平和とその生活に役立つ為に存在し、活かされ成長しているのであります。一は万物の初め、誠は天の道、之(これ)を行うは人の道として聖者は訓戒を与えて導き下さって居ります。お互いに幸福を求めようと欲するならば、大極の根元(こんげん)を学び修め、万物の恩恵に誠を捧げ、尊敬と愛の念を持ってあらゆることにあたり、人を尊く思い、些細な商品でも無駄に使うことなく、大恩に報い人の恩義に感謝の心を常に忘れない様にして努力をしませんと、いかに望んでも福は与えられません。根本を忘れ、神仏を否定したり、聖者の教訓を無視したり、隣人を愛することが出来ず、協力融和も出来なければ、どんなに努力しても破壊されて遂に失望致します。