日々のみおしえ - 6月22日

6月22日

無の心素直な心養えばなすべき業(わざ)も伸びて行くなり

常に素直な心を養うことは何よりも肝要であります。素直な心とは神の心であり、誠であり、偽(いつわ)りの無い大きな広い暖かい抱擁(ほうよう)力のある心で、例えて言うならば、搗(つ)きたての暖かいねばり強い餅(もち)の様なものです。人は喜びのある時に餅を搗き、丸く重ねて作り上げたものを御鏡餅として居りますが、これには深い意味があるわけであります。人の心が如何(いか)に尊いか、美しいか、強いかということは、養うて、経験することによって事実が判然します。それ故に素直な心を養い乍(なが)ら学を修め、業を習い、人生生活を誤り無く営んで行く人は、時に触れことに当たり最悪の場合も大難が小難に変化して恵まれて行きますことは疑いありません。人の生活には素直な心こそ富と同様尊いものであります。