日々のみおしえ - 6月19日

6月19日

人の身は心と言葉なき時は亡骸(なきがら)とやら人は言うなり

生命のある万物は地上の大温(大恩)によって、即ち熱によって成長出来るのであります。それに水も風もあり、且つ人の勤労の尊さによって生き活かされて参ります。人の肉体は金で買えない尊いものであります。精神即ち自己の魂は、肉体と比較し尚一層尊いものであります。魂を抜かれ、取り去られた時には、肉体があっても役にたちません。言葉の無くなった時は亡骸と教えられて居ります。亡骸であれば人として行いも出来ず役に立ちません。又魂があって肉体が活動して居りましても、人の生活を妨げ、争いを起こし、生命財産を奪う様な人であるならば、生きて居りましても亡骸の様なものであります。