6月8日
悲しまず又嘆(なげ)かずに進みなば花咲き実る時も来るなり
人は些細なことを悲しみ、怒り、鳥畜類に劣る様な行動をする時があります。正しく立派なことを言葉に出して人に伝え、自分も知り尽くしていながら、実行の出来無いことを改めもせず、威張り高振り、我のみが正しい間違い無いと自信を持って、反省の無い人が多い。それ故に突如不利なことが身にかかった時等は心が迷い、次から次と嘆(なげ)き悲しんで夜も眠らず、誠の業(わざ)もなし遂げず、悲惨な状態になり勝ちであります。どんなに苦労艱難(かんなん)が有りましても、魂を磨き、万事修める為、学ぶ為に身の行いを改め、心の持ち方を切り替えて行く為の教科書として万事が身にかかって来ることを気付かなければなりません。それを悟り実行する所に花咲き実る時も来るのであります。