6月6日
限りない誠の道は変わらねどくるくる変わる人の心は
天に輝く北辰は少しも動かず何時も照り輝いて、誠の心の象徴であります。尚、火水風も神の姿として日夜変わらないのであります。時間空間にしても、運行に於いては一分一厘も狂うことなく、自然の法則通りの活動をして居ります。人の生活も天地の法則を学び修め、心の持ち方も常に悪い方に変わることなく修養実践すべきであります。所が人の心は、見るにつけ聞くにつけ、何時の間にか知らぬ間に善いことも悪いことも変化して、誠に醜い心になり、良い行いをしている様でも万人に迷惑をかけている様なことが数多いのであります。常日頃、見ても聞いても誠を捧げ、言動を強く正しくし、広く暖かい心で生活が営んでいかれます様に努力する人こそ真の幸福者と申されます。