日々のみおしえ - 5月27日

5月27日

世の人の凡(すべ)ての事を批判せず己(おの)が心を磨きましませ

人は人としての人格を作る為に宗教も教育もあり、指導者は夜の目も寝ずにその任(にん)に努力をして居ります。所がそれと反対に次から次と人心は悪化し、教育は改正され、人の品位は下り、世の指導者さえ、人心を破壊する様な導き方をしている人も無いでもありません。それを見たり聞いたりする度に、恨(うら)み、ねたみ、そねみ、怒りの心で我が身も遂に落ちぶれて行く様な人も多い。それ故に、人の言動を見聞して、自己の足らない処を改め、他人の足らない所を教科書として学び、悪いことは切り離し、水に流し、若(も)し足らない所を拾い上げた時にはそれを浄化して役に立つ様に工夫体得することが指導者の任務であります。良い種を蒔いてもほじくられる様な悪化した世相に、正しくうるおいのある人をつくらなければなりません。