5月10日
人の道分りていても神の道知らざる為に不徳つむかな
人が生きて行く為には、人の道を学び努力せねばなりません。又活かされている大恩に報いる為には、神の道を修めねばなりません。神の道、人の道、両道を学び修めて実行すれば、必ず、言わず語らずとも幸福は実現して参ります。幸福を求めようと欲するならば、神の道を悟り、霊の交り、心と心の思いやり、神と人との交流、これを自覚していかなければなりません。人の道に於ても教えたり教えられたり、恩の送り合い、この交流が不充分であるならば、必ず其処(そこ)に不純なものが現れて、争いになって参ります。お互いに人の道は分っても神の道を否定し、知らない為に、知らぬ間に不徳を積んだり、破壊して、不幸の種を蒔くようなことになります。