日々のみおしえ - 5月5日

5月5日

善きことと常に思えど今一度聞いて見直す心持たねば

人の道を教え伝える人が、善いことをすれば良い様になる、悪いことをすれば悪い様になると教え乍(なが)ら、教え導く自分白身が改めもせず、反省も出来ず、自己満足や自己主義の勝手気儘な心で、善いことも実行せず迷い悶(もだ)えています。こんな指導者に教えられる人は、迷いを生じることが多いのであります。親子の仲、夫婦兄妹の仲に於ても、親が迷えば子も迷い、お互い同志がだまし合い、ねたみ、そねみ、怒りを持ち乍ら一家の中に住んでいれば、心と心の悪想念が重なりまして争いとなります。お互いに善いことと常に思っても今一度聞き直し、見直し、広い暖かい心を養わなければなりません。良いことは協力して実行すべきであります。