5月4日
一粒の種を蒔くにも真心でおれがおれがの我欲もたずに
人の世は何故に絶えず争いをしなければならないのか。言葉では平和を唱え、真実を唱え乍(なが)ら何時の世にも争いの続くことは悲しいことであります。どうしたらこの争いを滅(めっ)していけるか。それには神を信じ聖者の示された御教えを守り実行する以外に道はありません。正しいことを信じ、正しく行わなければならないことを知り乍ら迷信にこだわり、動揺顛倒(どうようてんとう)する様になるのは、忠実な実行が足らない所以(ゆえん)であります。己れを虚(むな)しくして徳を積み及ぼして立派な人をつくり、立派な家庭や国家が建設出来ますように、忠実に人と人との協力と融和を計らねばなりません。言うのみでなく、み教えを信じて実行すべきであります。