5月3日
話でも言うのみだけで修めずば徳にもならず花も咲かざる
神は万物普遍の霊であり、言葉は地球上の暖かい大恩(体温)の如(ごと)く無限であります。人の肉体も言葉の無い時は、姿があっても役に立ちません。鳥畜類は亡骸(なきがら)となっても人の肉体の栄養となってお役に立ちますが、人の肉体は此の世が終わった時には亡骸(なきがら)としてお役に立たず、地に帰って土となります。言葉はこの世の始まりから存し、言葉は神とも名付けられます。大恩(体温)が無くては万物の成長も出来ず、大恩に報いることが出来ないと悩むことが多くなり、行詰りとなって身の動きがつかなくなるのは理の当然であります。それ故に、話を戴き、人に伝え、言うのみで修めもせず、実行もせず、徳も積まないと、花も咲かず実りもせず、落ちぶれてまいります。