日々のみおしえ - 5月2日

5月2日

花も咲き実りて来ても其のままに捨て置くならば何の甲斐なき

一粒の米も蒔けばこそ芽生え実って参ります。米は女子を現わし、麦は男子を現します。それ故に米は炎熱(えんねつ)の時に芽生えて参ります。これ即ち愛情を示します。麦は寒い霜の降りる時に芽生えて踏まれ乍(なが)ら生長致します。男子は度胸であり女子は愛嬌であることは、天地の理法であります。一輪の花も咲き匂うことによって人のお役に立ち、又果実も実ってこそ人の肉体の栄養となって喜ばれます。万物一切が人の生活のお役に立っておりますことを自覚せねばなりません。目にも見えず、手にも掴(つか)めない空気等が、人の生命を生かして行く重要な働きをしておることに、人は無関心で感謝をしないことが多い。役に立つものには尊敬と感謝を忘れてはなりません。