4月28日
聞く時は聞くだけきいてわかるまで努力をすれば幸となるなり
人の話は、真実よりも雑音が多すぎる。それ故に、真実かどうかということを、繰り返し聞き直し聞き収めることに努力をしなければなりません。雑音を聞いて信じ行うことは決して実って参りません。正しいことを信じ行う様に心掛けることは知ってい乍(なが)ら、雑音の為に誘惑され勝ちであります。後になり、嘘(うそ)を言われた、騙(だま)されたと悲観をして、他人を敵に回し、寝るにも寝られず、業務にも忠実に努力をする勇気もなくなって、病み患いをし乍らこの世を終わる人も多い。かような人にならない様によい人を選び、言葉の聞き方、物の見方等を誤らない様に、心静かに万事見分け聞き分けして努力をすれば失敗も少ないのであります。