4月13日

何事も見たり聞いたりためしたり善きこと為（な）せよ皆の人達

人の生活には嘘（うそ）や誤魔化しや足らない所が多い。それ故に心の汚れを洗い清め、正しい判断をする為に、繰り返し見たり聞いたりためしたり、努力をすることが大事なのであります。自己の魂が曇っていて見れば、聞けば、善いことも悪に考えられ、又見られます。肉眼で見て正しくないことでも、心眼を開いて見た時に正しいことがあります。人の欠点が目に映り、人から聞かされた時には、我にも過去に又現在に悪いことが無いかと改める心にならなければなりません。善いことをすればこうなる、悪いことをすればこうなると其の道理はわきまえてい乍（なが）ら、修養が足らない為に誘惑に導かれ、邪道に陥（おちい）って、不幸の種を蒔く人が世の中には多数あります。