日々のみおしえ - 4月1日

4月1日

自己の非を悟りて学ぶ心こそ強く正しく進む人なり

人の心にはどんな人でも迷いが生じてまいります。それは我執と貪欲があるからであります。自己の非を悟り、過(あやま)ちをくり返すことなく、良く学び修め、心の持ち方、使い方を、強く正しく丸くやさしく、持ち使われる様に修養することが最も肝要であります。迷いの心は肉体の患いとなって不自由を致します。心の動きは肉体に現れ、肉体の動きは物に現れてまいります。見ること、聞くことに己れの意を用いておりますと、同じ正しい判断でも範囲が狭く、奥行が浅くなるものであります。其の人の心の幅により、奥行の深さによって、物の見方や考え方が違ってまいります。一日の生活を相互に助け合い、協力互助の実を挙げて進む人になりたいものであります。