3月5日

何もかも良きことばかり無きを知り誠捧げて努力ましませ

人は生きる為に希望は種々違いますが、どうしたら喜びの生活が出来るか、幸福になるにはどうすべきか、悩み苦しむ時はどうしたなら早く解決がつくかなどと考えたり、自分は健全であっても、悩む人を見聞きして動揺し、心を暗くし、楽しい希望も失い、可愛想にと同情して明るい道を踏み外し、暗い横道に惹（ひ）かれる様なことが時々起きて参ります。迷いの社会には迷いの人の心が燃え上り、周囲の人の心を不愉快に思わせることがあります。楽しい生活の家庭に汚物を投げ入れる様な行動をする人もあれば、暗い家庭に光明ある宝を与える人もあります。汚物を投げ入れても悪いと思わぬ人、何心なく宝を差上げる人、野心をもって行動する人、この様に数々の人が巡り合っているのが世の中であります。