日々のみおしえ - 3月2日

3月2日

生きて行くのみを思はず活かさるる天地の恵み悟りましませ

生活という文字は生きて活かされると教えられます。生きるのみに力を入れ、活かされている尊さを自覚しないと、調和が出来ず、片輪の人生を送ることになります。車の輪にしても片輪では活動出来ません。天地あり、天地の和合は人と人との和合を示し、生成発展して行く万物に調和し努力することによって幸福が産れるのであります。国家の不和、家庭の不和の生じた時には生命財産も、名誉も、富の無いのも有るのも同じこととなり、死んだ方が、或は独立した方が幸福だと考えたりするが、その時は神仏、親人(おやびと)から離れる寂しい片輪の生活と思わねばなりません。両手、両足、両耳あることは天地の理法を示し、調和せねばならない現実を、肉体の組織によって教えられます。生きることのみ心がけず活かされる重要さを自覚せねばなりません。