日々のみおしえ - 2月28日

2月28日

よしあしの人の裁きは後(のち)の世にみ親の慈悲で定め下さる

人が生活していく為には、人の勤労がありますので、相互いに、勤労に感謝を捧げねばなりません。あの人は善人この人は悪人と、人知で決めることも悪いわけではありませんが、人知で定めることは多少狂いがあり、疑問がありまして、善良な人を悪人と誤解することが多い。人が人を裁いていく為に不平不満があり、怒りを持って争いを起し、不徳を積んだり積ましたりして居りますことは、人生生活に最も多い。どんな人でも、悪人に思われることは不愉快なものであります。悪い行いをしていながら、責められたり、注意されると、反抗して、我執と貪欲の為に、己れの非をかえり見ず、悪心(あくしん)から争い勝ちであります。然(しか)し善と悪との判断は、努力を続けていけばいずれの世にか、天知る、地知る、人知るで、善は善として必ず輝いてまいります。