2月4日
苦しみが重なる度に改めて努力協力常に忘れず
人の身は何故に悩み、苦しみが多いか。苦しみの種を蒔き、成長させるからであります。自分は蒔かずとも自分に縁の近い人達が蒔けば、その責任に於て自分にかかつて参ります。世の中には、何故こうなる何故だろうと、心痛める人がありますが、その人のつながる過去、現在、未来に於て、学ぶが為に、また教えて下さるがために迷い苦しみが生じます。必ず、その迷い苦しみは不幸でなく、将来に於て力をつけて下さる大なる慈愛であることを思わねばなりません。苦しんでいる時は不幸の様に思いますが、苦しみによって身体を練磨すれば、何物にもかえ難(がた)い徳となり、幸福の種が蒔かれることになり、磨かれて成長いたします。