日々のみおしえ - 1月30日

1月30日

分りいて分らないのも迷うことそこに努力と協力もあり

世の中には宗教も教育もありまして、専門的に立派な指導者があり、指導されております人も数多いのでありますが、導く人も導かれる人も人でありますから、分っていて分らない人も又多いのであります。教えられて迷う人もあれば、教えられて修めず、行わない人もあります。如何(いか)に頭脳明晰であり、教養があっても、誠の道を踏み行わず、良いことを実行せねば何の甲斐もありません。身分の高い低いに拘らず、人は人としての行うべき事柄を誠捧げて行なってこそ尊い人なのであります。修養は信頼と尊敬であり、信仰は神仏を否定せず、信じ敬(うやま)うと同時に、魂を磨き太らせ成長させるように努力し、協力をすることであります。人の生活には、融和、努力、協力、この三っが必要であります。