日々のみおしえ - 1月29日

1月29日

よき事やあしき事などありしとも天の恵みは変わりなかりき

仏教も儒教も善悪の道を説き、良いことをすれば良いことになり、悪いことをすれば悪いことになると、昔より今も教えて居りますが、全くそれは信じられるのであります。所が、良いことをしている様でも悪いことになり、悪いことをしている様でも良いことになり、どうしたことかと思う人がありますが、神の恵みはその人の分に応じ与えられますから決して不公平はありません。一時的のことを見たり聞いたり思ったりするから、不公平と思うのであります。誰が見ても聞いても不公平なことは不公平であります。それを学び修め、悟り、神のお恵みは不公平でないと自覚して、誠の道を踏み行い、誠の業(わざ)を喜び励んで行かれるように努力する人こそ、神仏を信じ、修養実践出来る人であります。