1月28日
争いは見ても聞いても悪しきこと共に改め悟りましませ
昔も今も大小に拘らず争いは絶えません。争うということは、万人が見ても聞いても、良いことではないと思う筈(はず)であります。争うことは誠に遺憾に堪えません。悪いことと知り乍(なが)らそれを行うということは尚悪いので、悪い種を蒔いていれば、良い行いをしても悪い行いの方が多ければ、差引して悪い行いの方が多いわけで、悩み苦しみがより多いことになります。我一人のみで生活が立つものでなく、他人の協力によって成立するとすれば、我のみが正しいと思いましても、他人が見て正しくないことであると反対されれば、どうすることも出来ないのであります。少しでも争いを滅(めっ)して、協力融和に邁進出来ますように努力しなければなりません。自己を改め、神仏の恩恵に感謝の誠を捧げられる様に心掛けなければなりません。