1月27日
うつし世に神の子として産ませしは共に仲良く暮す為なり
神が万物を成長させ、特に人を産ませ給うて此の世に活かされておりますことは、人種、国籍、信教を問わず、地上天国をつくり、争いを滅(めっ)し、仲良い生活が営まれていくことを望んでいられるのであります。人の心も、神のみ心と同一でなければなりません。人はややもすると人を足場にして渡り、苦しめ、迷わせ、誘惑して、自己のみの満足を、発揮する人が多い。乱を起して勝利をなし、一時的の名誉を求め富を貯えても、永遠に保てるものでは有りません。その場だけの幸福では、次に出て来る大きな不幸になります。一時の幸福が十倍の苦しみとなって、多くの人が悩みを生じて来ます。それ故に、何年経っても同じことを繰返して進歩もせず、幸福にもなれず、最後は迷い苦しむことが続き、破産を生ずるのであります。