1月14日
お互いに心の塵(ちり)を払いつつ平和の道に励みましませ
人生生活というものは、誠に複雑した所がありまして、相互いに協力融和する事等は容易ならざる苦心がいります。物量のみに心を配り、物量を求めようとして尊い魂を汚したり汚されたり、傷を付けたり付けられたり、人の作った法律によって戒(いまし)められたりして苦しんで居ります。斯様(かよう)なことを積み重ねない様に努力する為には、人と人との協力と融和が最も肝要であります。先ず物量よりもお互いの心と心が謙虚でなければならない。それは誠を捧げる以外にありません、目分のみが誠の心の様に思っても、どの位の徳が自分に有るか分らず、誠が有るか分りません。又自分の魂がどの位傷付いているか、塵(ちり)や埃(ほこり)が、浸(し)み込んでいるか、それさえ気が付かない。自己の魂を磨く事を望みます。