日々のみおしえ - 1月8日

1月8日

降らばふれ曇らばくもれ悲しまず誠の業(わざ)に励みましませ

地球の運行と人生行路は、絶え間なく良きに悪しきに変化して居ります。雨になれば不平不満を言う、天気が続けば雨を欲す、風になれば又水を欲す。人は物があれば感謝せず、無くなってから慌て出して求めようと努力する。物の無い時に感謝するよりも、有る時に感謝が出来なければなりません。健康の時は健康に感謝が出来ない。身に迫って肉体が不自由になってから気が付く。良くなれば感謝、悪くなれば悲しむのは人の心の常でありますが、それでは日頃の修養が足らぬ証拠であります。良きに悪しきに常日頃の心構えと凡(すべ)ての準備を整えていなければ、まさかの時に役に立ちません。お役に立つ様に肉体も物も使われてこそ、誠の業ともなり、幸福になるのであります。